担当教授の桂さんに「博士は学生ではない。君たちは既にインディペンデントなアーティストであり
研究者である。」という言葉をいただく。この言葉は本当に励まされた。
つい先日誕生日を迎え、気づけば27歳という年になり、この期に及んでまた学生という身分を
選択している自分に甚だ嫌気がさしていて、どうしたもんかと考えていたところ。
すこし気が晴れた。僕のスタンスとして今まで二足の草鞋を履きながら活動や仕事、研究をしてきた
所がある。しかし、今回「映像メディア学」という分野の研究部門に所属することによって、今まで重ねて
きた勉強や、経験が集約できる場所にこれたと強く感じている。
映像の記録性について気づき始め、現代美術の文脈で表現も模索し、やっと今自分の立つ
フィールドが見えたという状況だと思う。
映像メディアのドキュメント性と、展示性価値、また新しい表現を求め邁進したい。
その気持ちの整理をすこしづつできる一ヶ月にしたい。
カチカチといろいろなことが動き始めてきた。そんな4月を迎えた。