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2016年 06月 30日
【インタビュー記事公開】美術手帖のアートニュースサイト「ビテチョー(bitecho)」にて、《TALKING LIGHTS / トーキング・ライツ》についてお話ししたロングインタビュー記事が公開されました。森美術館『六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声』(7月10日まで)で発表中の本作を中心に、2012年の東京都現代美術館でのグループ展『MOTアニュアル2012:風が吹けば桶屋が儲かる』にて、Nadegata Instant Party(中崎 透+山城大督+野田 智子)が発表した《COUNTRY ROAD SHOW》での映像と空間の新しい鑑賞方法の「発見」。2013年のアサヒ・アートスクエア『Grow up!! Artist Project 2013』での映像メディアの「再探求」と「実践」について(特に照明との出会い powered by 大庭 圭二)。そして2014年の京都ARTZONEでの《HUMAN EMOTIONS / ヒューマンエモーションズ》への「応用」等。もちろん本作の制作裏側と個人的な思いまで!この三年の活動を総括するインタビューとなり、このタイミングで今の言葉が残る事で僕自身にとっても非常に嬉しい記事となりました。インタビュアーの岩渕貞哉さん、佐藤史織さん、あらためて、ありがとうございました。 ぜひご一読下さい! http://bitecho.me/2016/06/25_998.html #
by yamashirodaisuke
| 2016-06-30 11:22
2016年 04月 27日
森美術館での展覧会「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」が開幕してあっという間に一ヶ月が経ちました(7月10日まで!)。来場してくれた友人知人から激励や嬉しい連絡も頂き、ネットでの反応も好印象が多く、すこし安堵を感じています。一ヶ月が経ち、やっと今回の作品が客観的に見えてきました。制作には多くの人に協力してもらっています。きょうはその中でも、ラストシーンについて、ちょっと書いてみたいと思います。 14分間のラストシーンには、谷川俊太郎氏の詩『芝生』を引用しています。この詩は今から43年前1973年に書かれたもの。初めは"こういうイメージの詩をラストシーンに書いてみよう"と構想するための「ソース」として参考にしていました。ところが、この詩を何度も何度も読んでいるうちに、その深さ、言葉の潤しさが体に染み込んできてしまい、「この詩で終焉を迎えるしかない!」と思い込むようになりました。さすがに詩を作品内で引用するのは難しいだろうと、実は直前まで諦めかけていました。そんな中、谷川さんとの共作で本を出版している友人の写真家 松本美枝子氏から、運良く担当編集者のナナロク社 川口恵子氏を紹介してもらい、谷川氏ご本人から作品内利用の快諾を得る事ができたのでした(ラストシーンでは、安野太郎氏の楽曲と共に構成することで、一つのカタルシスを演出することができました。安野氏の楽曲には毎度感服です)谷川さんにはまだ直接お会いできていなので、会期中、実際に作品をご案内できればと計画しています。今回の作品《トーキング・ライツ》は、2011年の震災以降の経験と子ども誕生の経験を基礎にし生まれた作品です。愛や生命や幸せを作品の中で扱うことをどこかで「恥ずかしい」と思っていた僕の感情を、なんだかこの詩は解放してくれたように思っています。キュレーターの荒木夏実氏との制作対話の中でも「おもいっきりエモーショナルな作品であって良い」という方向性を決定づけてくれました。以下、谷川氏自身がこの詩が誕生した時のエピソードについて記している文章です。僕にとっても、今回の作品《トーキング・ライツ》がそういう作品になると良いなと今は考えています。次は「声について」「楽曲について」「映像について」も書いてみたいと思います。 --- -以下、谷川俊太郎.COMより- 芝生 そして私はいつか どこかから来て 不意にこの芝生の上に立っていた なすべきことはすべて 私の細胞が記憶していた だから私は人間の形をし 幸せについて語りさえしたのだ *** この短い詩が紙の上に現れたとき、呆然としたのを覚えている。自分が書いたものだとは思えなかった、どうしてこういうものができたのかも分からなかった、いい詩なのかどうかさえ自信がなかった。いわばこの詩は私の深層意識から、夢遊病的に生まれてきたのだ。しかしだからこそ、この詩は私という人間にひそむ「エイリアン」の存在を明らかにしたのだとも言えよう。私自身はこの詩を好きと言うのにはためらいがあるが、奇妙な魅力を感じ続けているのも確かだ。おそらく多くの読者も同じような感想をもつのだろう、批評家によってもしばしば私の代表作のひとつとして取り上げられている。(初出不明) --- 山城大督《TALKING LIGHTS / トーキング・ライツ》 クレジット 監督:山城大督 出演:石垣真帆、新見永治、前田香織、山城丗界、大村美結、柿迫渉、田中暁子、長野真央、松本涼乃 音楽:原 摩利彦 (Scene.04)、安野太郎 (Scene.07)、五嶋英門 (Scene.02)、飛谷謙介 (Scene..03) 詩:谷川俊太郎「芝生」(Scene.07) (『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』より1975 翻訳:W.S.マーウィン、連東考子) 上演システム:時里 充(TOKISATO PLAYER) ハードウェア設計:岩田拓朗 テクニカルサポート:ひつじ コンストラクター:青木一将(ミラクルファクトリー) 照明アドバイザー:大庭圭二(RYU)、山下恵美(RYU) ビジュアルプログラミング:林洋介 (Scene.04&07) 音響:鶴林万平(ソニハウス) 英訳:奥村雄樹 英訳校正:グレッグ・ウィルコックス キューレーター:荒木夏実 プロダクションマネジメント:野田智子(IPPONGI PRODUCTION) 制作協力:株式会社 流、ソニハウス 協力:Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]、ナナロク社、アサヒ・アートスクエア、川合健太、萩原健一、松本美枝子、山本千愛 --- 「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」森美術館 http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2016/ --- 《トーキング・ライツ》 2016年 ミクスト・メディア インスタレーション 14 分 Courtesy: IPPONGI PRODUCTION, Tokyo and Nagoya 展示風景:「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」森美術館、2016年 撮影:永禮 賢 Yamashiro Daisuke TALKING LIGHTS 2016 Mixed media Installation 14 min. Courtesy: IPPONGI PRODUCTION, Tokyo and Nagoya Installation view: "Roppongi Crossing 2016: My Body, Your Voice," Mori Art Museum, 2016 Photo: Nagare Satoshi #
by yamashirodaisuke
| 2016-04-27 13:42
2016年 03月 27日
いま僕が持ちうる時間構成能力の全てを使い切った、光と音と映像とオブジェクトによる14分のシアトリカル・インスタレーション作品《TALKING LIGHTS / トーキング・ライツ》(森美術館「六本木クロッシング2016:僕の身体、あなたの声」) が完成しました。オープニング間際のぎりぎりまで最終調整を行い、完全に満足いく形にリアライズする事ができました。この5年間の小さな物語/個人史をコンセプチュアルな表現に逃げず、エモーショナルな感覚に身を任せて具体化させました。まだ言語化できていない部分が多いですが、展覧会初日のきょうは可能なかぎり作品会場内に滞在し繰り返し作品を眺めてみました。自分自身で書いたテキストのはずが、今になって意味に気づくことも多くあります。会期の長い展覧会なので、これからも会場に通い昇華させていこうと考えいます。今回の作品も多くの出演者、テクニシャン、音楽家、協力者、支援者のみなさんにコラボレーションいただきました。手探りでの制作ディレクションのため完成イメージの具体的な明示の無い中、最高のパフォーマンスを提案してくれたコラボレーターの皆さまに心から感謝します。ぜひ下記クレジットをご覧ください。本展キュレーターの荒木 夏実さんには、制作のあらゆる場面で助言と明確な意見をいただきました。あらためて、とことん並走してくれたキュレーターの存在を完成した作品から大きく感じています。また、僕からの無理難題なリクエストに全て答えてくれた森美術館のスタッフの皆さまにも心から感謝いたします。そしてまだ見ぬ作品をゼロの状態から話を聞き続け、完成のその瞬間まで支え続けてくれた家族に感謝します。 僕の新作は毎時00分/15分/30分/45分と15分おきに上演展示が行われています。ぜひスタートから全編みてください。なんと開館22時まで、7月10日まで休みナシ!20組の力作が並ぶこの展覧会、とにかく多くの皆さんに見てもらいたいです。 明日27日16時からは出品作家と荒木キュレーターによるリレートークイベントが開催されます。ぜひご参加ください。 --- 山城大督《TALKING LIGHTS / トーキング・ライツ》 クレジット 監督:山城大督 出演:石垣真帆、新見永治、前田香織、山城丗界、大村美結、柿迫渉、田中暁子、長野真央、松本涼乃 音楽:原 摩利彦 (Scene.04)、安野太郎 (Scene.07)、五嶋英門 (Scene.02)、飛谷謙介 (Scene..03) 詩:谷川俊太郎「芝生」(Scene.07) (『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』より1975 翻訳:W.S.マーウィン、連東考子) 上演システム:時里 充(TOKISATO PLAYER) ハードウェア設計:岩田拓朗 テクニカルサポート:ひつじ コンストラクター:青木一将(ミラクルファクトリー) 照明アドバイザー:大庭圭二(RYU)、山下恵美(RYU) ビジュアルプログラミング:林洋介 (Scene.04&07) 音響:鶴林万平(ソニハウス) 英訳:奥村雄樹 英訳校正:グレッグ・ウィルコックス キューレーター:荒木夏実 プロダクションマネジメント:野田智子(IPPONGI PRODUCTION) 制作協力:株式会社 流、ソニハウス 協力:Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]、ナナロク社、アサヒ・アートスクエア、川合健太、萩原健一、松本美枝子、山本千愛 --- 六本木クロッシング2016展:僕の身体(からだ)、あなたの声 会 期:2016年3月26日(土)-7月10日(日) 会 場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階) 企 画:荒木夏実 キム・ソンジョン 小澤慶介 ウー・ダークン 主 催:森美術館 後 援:オーストリア大使館 協 賛:株式会社大林組 協 力:シャンパーニュ ポメリー 制作協力:株式会社 流 キヤノン株式会社 ソニハウス 出展作家: ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ 藤井光 後藤靖香 長谷川愛 石川竜一 片山真理 小林エリカ ナイル・ケティング 松川朋奈 ミヤギフトシ 毛利悠子 百瀬文 西原尚 野村和弘 佐々瞬 さわひらき 志村信裕 高山明 山城大督 ジュン・ヤン 六本木クロッシング2016展:僕の身体(からだ)、あなたの声 http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2016 #
by yamashirodaisuke
| 2016-03-27 07:02
2015年 02月 12日
先週末に個展「HUMAN EMOTIONS/ヒューマン・エモーションズ」が京都ARTZONEにてオープン。おかげさまで沢山の方にご来場、そしてご好評をいただいております。週末の鳥取大学&東京DOMMUNEでのトークイベント出演を終え、本日名古屋の自宅に帰ってきて、ほっと一息つきました。前作《VIDERE DECK/イデア・デッキ》もそうだけど、僕の場合は数年に1作品発表するくらいのペースでゆったり制作し作品への思いが強いためか、発表から一年くらい経過してやっと距離を持って自作を捉えることができる。今回は、自分や友人の子どもが出演しているせいなのか、その距離感は前作よりもゼロに近く、作品完成間際に随分迷い、悩み、産みの苦しみを味わった。オープンして4日。少しづつだが、何をしようとしているのか、自分でも理解できずにいた部分がようやく解るようになってき、《VIDERE DECK/イデア・デッキ》《HUMAN EMOTIONS/ヒューマン・エモーションズ》に続く、三作目が必要であることに、気がつき始めた。それがまだ何かは掴めてないが。そういった意味でも、今回の《HUMAN EMOTIONS/ヒューマン・エモーションズ》は「映像メディア」という枠組みを超えることが出来る予感に満ちた作品に仕上がったと思う。今後、いま展開してる「タイムベースドメディア作品」のメソッド更に発展し、次作は広大な敷地で行いたいと考えている。その第二歩目となる本作をぜひ見てもらいたい。本作《HUMAN EMOTIONS/ヒューマン・エモーションズ》は28分間です。作品は発表してから成長する。以下、クレジットや作品概要を掲載。今回も沢山の方に協力いただき、完成することができた。毎度のことながら、ギリギリの判断と依頼に快く引き受けてくれたすべての皆様に感謝。展覧会は22日まで。 ̶ MOVING 2015公式プログラム 山城大督個展「HUMAN EMOTIONS/ヒューマン・エモーションズ」 会期: 2015年2月6日(金)̶22日(日) 会場: ARTZONE ̶ 新作映像インスタレーション HUMAN EMOTIONS/ヒューマン・エモーションズ ミクストメディア| 28min | 2015 ̶ 《HUMAN EMOTIONS/ヒューマン・エモーションズ》は、会期直前に山城が用意したシチュエーションに1歳と5歳と7歳の3人の子どもたちを登場させ、複数台のカメラで撮影したものを「再生可能な空間」として展示し た映像インスタレーション作品である。本作品について山城は、「子どもというまだ社会をそんなに知らない人たちで社会をつくってもらう。 いろんな人たちが混じって過ごす時間に、僕らがまだ見たことにない『社会』が生まれるかもしれない。そこに生まれる感情を撮りたかった」と話す。 そのために、出演者として、1歳から7歳という自我の芽生えや社会性を身につけていく初段階ともいえる月齢の子どもたちを選んだ。本インスタレーションでは、状況を円滑に進行させようとする意志を持つ身体と、言語を獲得しつつある身体との接触で生まれた感情の個体差が記録されており、実際に行われたシチュエーションと同時間軸で進行していく。 ̶ 出演:高橋樟馬、ヒル アラーニ けい、山城丗界 サウンド・パフォーマンス: 中川裕貴 音楽:安野太郎 音響:伊藤良平 撮影:浅野豪、有佐祐樹、小崎高司、嶋田好孝 映像システム:岩田拓郎、時里 充 協力:高橋静香、ヒル薫子、耕三寺顕範 ̶ 主催:MOVING実行委員会 共催・制作:ARTZONE 協力:京都造形芸術大学 映画学科、同アートプロデュース学科 共催:京都芸術センター 後援:京都市 協賛:株式会社 資生堂、Q-Games Ltd. 助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団、公益財団法人 三菱UFJ信託地域文化財団、一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団 ̶ インストーラー:高橋和広(Kusunoki Works) グラフィックデザイン:仲村健太郎 ̶ キュレーター:堤 拓也(ARTZONEディレクター) アシスタント・キュレーター:近藤由佳(京都造形芸術大学 アートプロデュース学科3回生)、中原愛奈(同2回生) 制作アシスタント:青山 南、新井優希、川濱暢也、耕三寺顕範、島田真親、深見悠介、藤本悠里子、宮浦亜央衣、山口玄汰稜 制作協力:野田智子(一本木プロダクション) 展覧会情報|http://artzone.jp/?p=1685
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by yamashirodaisuke
| 2015-02-12 00:51
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